見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
その上頭も良く、高校からは酷くやっかみにあっていた。
会社でも美人で仕事も良く出来る為、もともと女子から好かれていなかったがロビーでの一件で更に詩織に対しての評価は酷いものとなったのだ。
「転職、、、考えたがいいかな、、。ここにいると昌さんにも優ちゃんにも迷惑かけちゃうし、、、、。」
「なんでそうなるの?!てかあいつの事庇わないでよ!詩織が辞める必要なんかない。寧ろ向こうが辞めるべきでしょ!!!詩織が止めなかったらあいつのことぶん殴ってやるつもりだったんだからっ!!!!それに私、全然迷惑だなんて思ってないから。ただ、、この環境じゃ詩織は働きにくいね、、。ただえさえ、女の醜い嫉妬の所為で変な噂立てられたり、やたら仕事まわされたりしてるのに。今回のあのクソ野郎の所為で詩織への風当たり、、半端ないし!」
「、、、噂じゃないよ。事実だし、、?」
寂しそうに笑う詩織に、優子が酷く悲しそうな顔をした。