見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「やっぱり分からないかな。」
「凄い詩織の事見てたから、名前聞けば分かると思ったんだけどな〜。」
「なになに?あいつ、詩織ちゃんの事そんなに見てたの?興味深いなぁ〜。」
あの時の光景を思い出して、優子は興奮気味に声を上げる。
「そうそうっ!しかも詩織の事見て微笑んでた!!!詩織も固まったまま動かないし!なんか2人だけの空間って感じだったんだよ!!!」
「へぇ、、。それは珍しいね。あいつが女に笑い掛ける姿とか見たことないけど。」
「その後、悲鳴が上がって直ぐにまた囲まれて見えなくなったけど、、。」