見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「、、、事実?人の物を取るのか好きなのが?セフレが何人もいる?そんでもってやり過ぎて病気持ってるって?!上の人間に身体で仕事貰ってるって?!?!、、、そんな女子社員の噂の所為で、いまや女子だけじゃなくて男にも白い目で見られてるじゃないっ!しかも詩織が仕事出来るのは、家で勉強してるからでしょ!?あんまり残業しないで帰れるのは、持ち帰ってるからっ!!」

優子は悲痛な声を上げる。


「実際、、知らなかったとはいえ奥様や恋人がいる男性と付き合ってたのは事実だし、沢山いたわけじゃないけど気づいたら身体だけの関係の人もいた。、、、、病気はもってないけど。そういう目で見られても仕方ないと思う。仕事は、、、お給料を頂いてる以上、努力するのは当然だし自分の仕事が遅い所為で残業するのも申し訳ないしね?」


「出た!真面目っ!!みんな残業代稼ごうとしてわざとゆっくりしてるんだよ?!、、、、ほーんと!昔から変わんないね!詩織は努力の人だもん。そういうとこ、本当尊敬してる。」


優子は溜息をつきながら、項垂れる。
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