見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「それでね、、、、その、、、婚約して欲しいって言われた、、。」
「はぁぁぁ?!?!?!?!婚約?!?!?」
オフィスに向かう途中の廊下で大声を上げる優子に慌てて、口を押さえる。
「ゆ、優ちゃん落ち着いて?声でかいよっ!」
「いやいやっ!!落ち着いてられないでしょっ!?!?何?!どういうこと?!?!神崎ホールディングスの副社長に求婚されたの?!まさかとは思うけど、承諾してないよね?!?!」
詩織から抑えられた手を退かして、興奮気味に尋ねる。
「えっと〜、、、、。そのぉ〜、、、。取り敢えず、、婚約だけ、、?」