見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


驚き過ぎてどもる優子に、困ったように笑う。


「あぁ、鶴山さんと職場も一緒だったんだ。初めてまして、この姿で会うのは初めてだね?神崎暁人です。詩織さんから聞いてない、、?俺ら婚約することにしたんだよ。朝から迎えに行くってメール入れたんだけど、帰りの時間が分からないって、、、それから連絡ないし、早めに迎えに来て待ってた。」


穏やかに語る暁人に、ロビーにいた人間が騒めき出した。





「あれって神崎ホールディングスの副社長じゃない?!カッコいい〜、、!」

「超大手企業じゃん!」

「婚約って何?!あの徳永さんと、、?」

「うわぁ〜、、。次は御曹司かぁ〜、次々と凄いねぇ。あの副社長もご愁傷さまだね。」

「あの見た目に騙されるなんて〜?」

「御曹司は、女見る目ないんだね。」
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