見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
結局暁人の気が済んだのは、避妊具の箱を空にしたくらいだった。
事が終わった後も、
がっちりと抱きしめられた。
何度も頭を撫で、謝罪を口にする。
でも、絶倫のような激しさの中に優しさや情熱を感じて嫌じゃなかった。
寧ろ愛されているような感覚だった。
心が温かくなって満たされる。
「詩織、、?身体をキツくない?、、本当にごめん。その、、初めてだったから、、。ってそれは言い訳か。いい大人が余裕なんてなくて、、、申し訳ない、、、。」
眉を下げ、しきりに身体の心配をする暁人が凄く可愛く思えた。