見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
「ふふっ。そんなに謝らないで下さい。神崎さん、こんなに求められた事、、、初めてでしたけど全然嫌じゃなかったですから。」
優しく微笑む詩織に、胸を打たれた。
「本当に優しいね、、。可愛い、詩織。お願いだから婚約破棄したりしないで、、?」
「神崎さんこそ、、、いいんですか、、?私みたいな穢れきった人間が婚約者だなんて。会社の方達が言ってたのは、、本当です。神崎ホールディングスに、マイナスな事ばかりでプラスになるようなことはきっとありません。」
するとゆっくりキスを落とされた。
優しい啄むようなキス。
「他の人間の言う事なんて気にしない。俺は自分の信じているものだけを信じる。、、だから堂々として欲しい。君が努力しているのは知っているし、そう思いたい奴には、思わせておけばいい。、、、君は綺麗だよ。」