好きになっちゃ、ダメなんだ。
隠し事

私の闇***雫Side


もう、お母さん帰って来てるかな?





結局、あれから雅ちゃんの家でお夕飯をごちそうになって、



気がつけば、時計の針は9時を指しており、




慌てて雅ちゃんの家を飛び出してきた。








「ただいま……」




小さく呟きながら家の中へ入る。




すると、玄関にはお母さんがいつも仕事に行くときに履いている靴があった。




よかった……お母さん、もう帰って来てる。





私はそれを確認してから、今履いている靴を脱ぎ始めた。




すると


ガチャッ




リビングのドアが勢いよく開く。

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