好きになっちゃ、ダメなんだ。

すると彼は、早速自分の机を私の机に近づけ始める。



教卓では先生方授業をすすめているため、


なるべく音をたてないように彼は机を引きずった。



そして、カタッという小さな音だけを立てて私の机と彼の机がくっつく。




教科書を見せてもらえるのは嬉しいんだけど…


…………や、やっぱり近い。











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