好きになっちゃ、ダメなんだ。

「紺野さん?」




怖い。




「どうした??」




怖い。




「大丈夫?」




怖いっ




「また、手……震えてる…」



そう言って、膝の上に置いた私の手へ


一ノ瀬くんがゆっくりと、手を伸ばしてくる。




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