好きになっちゃ、ダメなんだ。
何で!? 何で!?



質問に答えてよ、雅ちゃん!!





ガクッと体の力が抜け、布団に顔をうずめる。




「もう、意味わかんない……」




スマホを放り投げそうつぶやいたとき






「雫ー、入るわよ~。」



ノック音と共にお母さんの声がドアの向こうから聞こえた。




「なぁに~?」



< 91 / 148 >

この作品をシェア

pagetop