好きになっちゃ、ダメなんだ。

これ、持って行けるかな…?



そう思いつつも、取りあえずそのダンボール箱を持ち上げてみた。




「ちょっと、ムリしないでね?」




先生はそう心配するけど、思っていた以上には重くない。



わりとイケるか……




「大丈夫です。ありがとうございました。」




そして、『失礼しました。』と一言いい職員室を出る。

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