好きになっちゃ、ダメなんだ。

「フゥ…」



「あ、雫じゃん!」




突如、横から聞き覚えのある声が聞こえる。



この声は……



「雅ちゃん?」




2階から3階へと続く階段から、



小走りでお弁当箱を持った雅ちゃんが降りてきた。




「雫、こんなところで何してんの?」

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