キミのビートにのせて。
『(早く…立ち上がらなきゃ…っ、、そうしないとまた爆発しちゃうかもしんない…)』
私の思いとは裏腹に、自分の身体はびくともしないし、声を出すことすらままならない。
逃げ惑う人たちは私の事なんて気にかけてもいなくて、当然助けてなんてくれなかった。
ああ。私このまま死んじゃうんだ…
そう思った。
赤いランプのようなものが見えるのはきっとパトカーとかじゃないかな。
だんだん目の前の景色がぼんやりして遠ざかっていく。
そんな時だった。