キミのビートにのせて。
୨୧ Shun side ୨୧
今日はここでのLIVE最終日。俺はベースのKyouyaと最後の打ち合わせをしていた。
みんな思い思いに楽器の音を出したり、歌ったり、色々確認をしたり…と、忙しそうにしている。
その時だった。リハスタジオの中からも聞こえるような大きな爆発の音と共に、数々の悲鳴も聞こえた。
ギターのHideki、そしてボーカルのYukiが口々に、
「なんだ、今の…!?」
「おいっ、まさかこれってファンの子の悲鳴じゃねぇだろうな?…」
最悪の事態を予想した俺らはメンバーと顔を合わせるなり、すぐに外へと出ようとした。
と同時にドアを勢いよく開けてスタッフのひとりが中へと入ってきた。
「おい、外で何があったんだよ!」
と、切羽詰まったYukiがスタッフに聞くと、彼は
「外で何者かによる爆発事故があったみたいなんです!恐らく、ファンの方も数名巻き込まれていますが…それは病院の人が対応してくれるはずですので、皆さんはこっちから逃げ───」
スタッフの声を聞き終わらないうちに、俺は無意識に叫んでいた。
「…は!?逃げる!?…ファンの子を見捨てて逃げられるワケねぇだろ!こんな時はアーティストもファンもカンケーねぇ。助けに行けばいいじゃねぇか!
おい、お前ら、YukiとHidekiは建物の中を見てこい!俺とkyouyaは外にいく!」
「おう。任せとけ!」
そんな頼もしい二人の声を背中に感じながら、俺らは煙と炎の中をかいくぐって外へと出た。
今日はここでのLIVE最終日。俺はベースのKyouyaと最後の打ち合わせをしていた。
みんな思い思いに楽器の音を出したり、歌ったり、色々確認をしたり…と、忙しそうにしている。
その時だった。リハスタジオの中からも聞こえるような大きな爆発の音と共に、数々の悲鳴も聞こえた。
ギターのHideki、そしてボーカルのYukiが口々に、
「なんだ、今の…!?」
「おいっ、まさかこれってファンの子の悲鳴じゃねぇだろうな?…」
最悪の事態を予想した俺らはメンバーと顔を合わせるなり、すぐに外へと出ようとした。
と同時にドアを勢いよく開けてスタッフのひとりが中へと入ってきた。
「おい、外で何があったんだよ!」
と、切羽詰まったYukiがスタッフに聞くと、彼は
「外で何者かによる爆発事故があったみたいなんです!恐らく、ファンの方も数名巻き込まれていますが…それは病院の人が対応してくれるはずですので、皆さんはこっちから逃げ───」
スタッフの声を聞き終わらないうちに、俺は無意識に叫んでいた。
「…は!?逃げる!?…ファンの子を見捨てて逃げられるワケねぇだろ!こんな時はアーティストもファンもカンケーねぇ。助けに行けばいいじゃねぇか!
おい、お前ら、YukiとHidekiは建物の中を見てこい!俺とkyouyaは外にいく!」
「おう。任せとけ!」
そんな頼もしい二人の声を背中に感じながら、俺らは煙と炎の中をかいくぐって外へと出た。