キミのビートにのせて。
ちらりとShunの方を見やると、なるほどね、と納得した様子で、
「そうだったんだな。俺らもリハーサル中だったんだけど、めちゃくちゃでけぇ爆発音が聞こえたから、外に出たんだ。そしたら、キミが倒れてたってわけ。」
Shunは私のベッドの隣の椅子にぽすんっとこしをおろした。すると彼の目線はちょうど私と同じくらいになって、目が合った。
───やばい、、カッコイイ…
このありえない状況を段々理解し始めた私は、次はなんだかものすごく恥かしくなってきて顔が徐々に熱くなってきた。
『そ、それで…Shunが私を助けてくれたの?』
もしそうなら…Shunは優しすぎる。