キミのビートにのせて。

Shunといると、すごく楽しい。。




…Shunは私といて、「楽しい」って思ってくれてる？？



「楽しい」って思うキモチと、「切ない」って思うキモチ。───こんなキモチは一生Shunには通じないだろうなぁ…。



手を伸ばせばゼッタイに届く距離にいるのに、到底届かない…そんなヒト。



と、突然。ガラッと病室のドアが開き、



「大丈夫か！？澪ちゃん！！」



という大声とともに店長と、その後に続いて夏夜が入ってきた…いや、転がり込んできたって言った方がいいかな。



『店長…それに夏夜！』



すると夏夜の目は、私の隣にいたShunに釘付けになっていた。



「えっ！？Shun！？！？」



さっきの私と同じ反応をして、口をぱくぱくさせながら「なんでShunがいるのよ…！？」



と言葉にならない言葉で言った。



『お、落ち着いて？？Shunはね、倒れてる私を助けてくれたの…、だからここにいて…』