キミのビートにのせて。
すると、今までずっと黙り込んでいた店長が
「ごめんな澪ちゃん…。俺がおつかいなんて頼んだから…。自分が行けばよかった…」
とポツリと呟いて私に頭を下げて謝った。
私は慌てて、
『いやっ、!買ったらすぐに帰れば良かったのに駅の近くでウロウロしてた、私のせいです…。店長のせいじゃないですから、気にしないでください!!』
ひたすら頭を下げ続ける彼を見かねた夏夜が
「まあまあ…、澪もああ言ってることですし、今日はもう遅いですよ。帰りましょ。」
と声をかけた。彼はやっと頭を上げると、
「──そうだな。。もうそろそろ帰ることにするよ。じゃあな澪ちゃん。…店で待ってるからな。」
と微笑んで言う。
『はい。もちろんです。また戻ってきますよ。』
帰って行く二人に手を振って見送ると、急に1人になった。