過去と向き合うという事
赤い髪の少年
「だめだめ、あんな働き方じゃあ!」
夜、叔母に働き方が良くないとダメ出しを喰らい、ご飯は抜きにされた。
1階にあるコンビニに降りて、廃棄するお弁当やおにぎり、パンを見ていると、
「それ、食べていいっすよ」
後ろから声がした。
振り向くと、コンビニのユニフォームを着て、髪の毛を赤く染めた少年が立っていた。
「ここにいるって事はコンビニで勤務してる方っすよね?」
「オーナーは叔父で、ここで働いている寺本 友梨(てらもと ゆり)です。
よろしくお願いします」
「藤川 将(ふじかわ しょう)と言います。
よろしくお願いします」
将は照れくさそうに笑った。
廃棄されるパンを食べ終わり、あたしの部屋にしていいと言われた部屋に戻ると、
「お母さんったらひどいよね!!
わたし、お母さんに内緒でお弁当を作ってきたんだ」
いとこの杏色(あい)がお弁当を作って待ってきてくれた。
「ねぇ、杏色。
コンビニで働いてる赤い髪の男の子、知ってる?」
将の話をすると、
「え、将君!?」
杏色は頬を赤く染めた。
夜、叔母に働き方が良くないとダメ出しを喰らい、ご飯は抜きにされた。
1階にあるコンビニに降りて、廃棄するお弁当やおにぎり、パンを見ていると、
「それ、食べていいっすよ」
後ろから声がした。
振り向くと、コンビニのユニフォームを着て、髪の毛を赤く染めた少年が立っていた。
「ここにいるって事はコンビニで勤務してる方っすよね?」
「オーナーは叔父で、ここで働いている寺本 友梨(てらもと ゆり)です。
よろしくお願いします」
「藤川 将(ふじかわ しょう)と言います。
よろしくお願いします」
将は照れくさそうに笑った。
廃棄されるパンを食べ終わり、あたしの部屋にしていいと言われた部屋に戻ると、
「お母さんったらひどいよね!!
わたし、お母さんに内緒でお弁当を作ってきたんだ」
いとこの杏色(あい)がお弁当を作って待ってきてくれた。
「ねぇ、杏色。
コンビニで働いてる赤い髪の男の子、知ってる?」
将の話をすると、
「え、将君!?」
杏色は頬を赤く染めた。