星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
「高2と中2で踊る曲があるんだけれどその時、心春が踊りながら泣いてた。

その後の高2の男子の曲の時、心春は舞台袖から聖也の姿を見ながら泣いてた。

何があったのか聞いたら、1ヶ月前に聖也と別れたって言った。

状況的に心春がフラれたものだと思ったら心春の方から別れたいって言ったみたい。

でも心春は聖也のことが好きだって、愛してるってハッキリと言った。
そのあと、愛してるから別れたって泣きながら話してた。

私には意味がわからないから今、ここに来て問いただそうとした。」

そこまで言って椿は部屋を見回す。

「ちょっと探させてもらうから。」

そう言って部屋を確認しはじめた。

「無理だ。俺が何度も探しても何も見つけられなかったんだから。」

「あんたそれでも心春の兄貴!?
心春はうちの兄はシスコンでちょっとウザいって思うこともあるけど、自慢のカッコいいお兄ちゃんだって誇らしそうに言ってた!
そんな妹を見捨てるの!?

それにあんたにはわからなくても!
私にはわかることだってあるの!」

そう、俺に怒鳴ってまた探し始めた。
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