星の降る夜、僕は君に嘘をつく。
「おかえり、心春。」
私の名前は佐伯心春。
「ただいま、碧兄。」
彼は私の兄、佐伯碧。
彼は高校2年で私は中学2年。
「「ねえねー」」
そんな声と可愛らしい足音が聞こえてくる。
「ただいま。紅蘭、星蘭」
私の腰辺りに抱きついてきたのは私の妹の紅蘭と星蘭、二人は双子。
私は二人のおでこに軽くキスをした。
私は階段を使って2階に上がる。
自分の部屋に入ってバッグを置いて制服から部屋着に着替えてリビングに戻った。