星の降る夜、僕は君に嘘をつく。

Episode 2

寂

「じゃあ、そろそろ行くよ。」

今、私はホール裏にいる。

今日は学校の文化祭。
今はダンス部の発表前。

誰もが喋らなくなる。
あぁ、来たこの瞬間。
ピリッとしたこの雰囲気、私は大好き。

「Shall we make special stage?」

「｢｢Do my best!｣｣」

こうやって声を出すのも…

「We are?」

「｢｢one!｣｣」

椿先輩と聖也先輩のこの声も聞くのだって…

「行けるよね！」

「｢｢ファイト おー!｣｣」

あと、３回。最高の舞台を創る…！

私は心の中で叫んで舞台を目指して走る。

最高な舞台が出来上がる。