甘くて苦い キャンディ。
「いっ…っや」


かすれた声で私は泣きながらいった。

だけどやっぱり君は私の事なんてただの幼馴染だったんでしょ?


「え…おい梓!?」


叶が入ってきたと同時に自分でビンタした梓。君は梓ちゃんのことしか見ていない。

でもあきらかにわかる。あずさちゃんの傷と私の傷は比べても私の方が酷い。

嘘はついたってバレるはずなのに


「私悲しいよぉぉっ…夢ちゃんがなぐってきたぁぁ…っヒクッ…夢ちゃん叶が入ってきた途端に自分でじぶんなぐっちゃったのぉお」
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