私があなた。あなたが私。
『おはよう沙穂。屋上で会おうなんて珍しいじゃない?』
『薫ちゃん…』
沙穂は、やつれていた。
好都合。
『薫ちゃん…話って…』
今だ。
――――ドンッ―――
『か…おるちゃ………』
クス。
『あ~あっ殺しちゃった!沙穂のせいだからね~んじゃ。帰ろ……!!??』
『ゼ…ィ…薫…ちゃん?勝手に殺さない…で?………ねぇ!!!!!????』
『いやぁぁあ!!!化け…化物!』
ずるり。
沙穂の下半身は消えていた。…違う。
ガラスで切れてしまったんだ。
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