私があなた。あなたが私。
『あれ?誰かいる。』こんな時間なのに…。
誰だろ?

暗闇に目が慣れると
だんだん見えてくる。『あ…西宮沙穂だ』
明るくて人気がある
私とは対照的な女のコ。


『薫ちゃん!』
暗闇で不安だったのだろう。沙穂はすぐに歩み寄ってくる。
『良かったよぉ!薫ちゃんがいて!沙穂不安だったの~』



『あた…しも。』
あまりに明るく話しかけてくるから
拍子ヌケしてしまった。
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