私があなた。あなたが私。
『それなら…』
そう言うと沙穂はにっこり…いや、にんまりと言った方がよいか。目を細くして笑ったのだ。



『指切りげんまんしよ!』


遠慮なしに小指を差し出す。


< 7 / 60 >

この作品をシェア

pagetop