今の私は一週間前のあなた
「帰ろうか」という修也の提案で私たちは手を繋いで帰路についた

「あ、ちょっと来て」

ふと、公園にさしかかったところで修也が繋ぐ手を引っ張る
「ん?」
言われるままについて行くとある公園に足を踏み入れた


「どうし…」
「今日から来月のクリスマスまでイルミネーションするんだって。たしか、もうすぐ…」

私の声を遮った
修也の声の直後。
目の前に光が灯った

「っ…!きれーっ!」

キラキラ
キラキラ

ぱぁっと眩い光が私たちを包みこむ。

修也は私をどれだけ驚かせれば気がすむんだろう

どれだけ…好きにさせれば気がすむんだろう


「修也。大好き」

「知ってるー」

思わず出てしまった私の言葉に修也は笑った

あたたかく繋がれたその手が離されることはない




ずっと…


このままで…
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