今の私は一週間前のあなた
「うわっ」
バッと勢いよく顔を上げると
目の前には自宅の表札がある。
カバンの中を漁ると
私はスマホを取り出した
「…12月25日…
嘘。…本当に…?」
機械の数字がその時を示してあった
私はもう一度カバンの中に手を突っ込んで
探したのは…
「うわー。乃々、準備万端すぎ」
取り出したハサミで
その場で勢いよく
私は
バッサリと
髪を切った
これは、
未来を生きるために
私に託された使命だと。
修也と
乃々。
2度も助けられた命で
今度は私が助けたいのだ
一週間前の私の心を。