今の私は一週間前のあなた
〜〜〜〜

「私はあの日から藍乃じゃない。
藍乃は死んだんだよ」


私が目線を落とすと
もう1人の“私”は優しく微笑んだ



「彼氏と共に時間が止まったんだね。」



優しくてそれでいて迷いのない声が私を突き抜けた



時間が止まる...?

…もしも本当にそうなれば…

そうなったなら嬉しくて涙が止まらない


あの時
時間が止まって修也を助けることができたならば

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