今の私は一週間前のあなた
「藍、この店入ろう」
私が呼ばれて振り返るといつの間にか乃々は1つの小さな店の前に立っていた
それは雑貨屋さん
「…懐かしい」
中学のときよくここに来たんだ
修也と。
「なに?ほしいものがあるの…?」
乃々について店に入る
店内は変わらず少し暗くて甘い匂いがする
柔らかい音楽が聞こえて
流れるように商品を見回る
ふと、中学の時に来た時なかったコーナーを見つけた
「…鏡時計?」
そのうちの1つを取りよく見ると
この時計は私が知っているものとは違う
文字も回る向きも全て
「逆…?」
壊れているのかと思ったけど他のものも全て私が知っているものとは逆だった