今の私は一週間前のあなた







結局あのまま私は眠りにつくことはなかった
布団の中でただこの数日を反芻していた


最初に浮かぶのは修也の顔。
でもそのあとに浮かぶのは乃々の笑顔だった

たった数日で
私は家族よりも友達よりも信頼している人ができて

『ひとりだよ』

突き放された





けれど…
反芻しているうちに気づいてしまった

私も、そんなに馬鹿じゃあない



乃々の言った言葉
ぜんぶが

嘘じゃないってことに

『私がそばにいる』
『あなたはひとりだよ』

きっと2つとも本音で
きっと2つとも真実なんだ

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