今の私は一週間前のあなた
ドクンドクンと荒々しくなる心臓に耐えながらインターホンに手をかける
深く深呼吸をして
一息にそのボタンを押した
ピーンポーン
『はい』
ボタンを押した直後にインターホンのスピーカー部分から機械を通した声が聞こえてくる
私ははっきりと声をかけた
「藍乃です。
修也に…会いに来ました」
『帰って』
しかし、私の声に対して冷たい言葉を吐きかけられてしまった
わかってた
でも私は諦めない
「…お願いします。
……私のせいで修也が死んだんだって、わかって来ています
…だからこそ修也に謝りに来たんです」
『あんたのせいよ!』って頭の中で声が響くから
だからこそ私は…
『…』
プツリと切れてしまって純粋に悲しくなる
私の思いは伝わらない
どれだけ私が苦しんでも後悔しても修也のお母さんにとって私は “悪” だから
それが変わることはない
…たとえ
昔は笑いあっていたとしても