女ノ敵系男子 黙示録
さて諸君。
次は食事代について目を当ててみよう。

食事代についてだが…


この辺はデリケートな話題だ。
俺らみたいな若い世代はある程度安い店でも致し方なし。なのでそこまで痛い出費とはならないだろう


だが20後半や30代 40代ともなるとそうは行かないだろう…

一人前 ○万
なんて額になることも珍しくはないだろう…


諸君…
男はつらいのだ…


女が好きな男像をここでおさらいしよう…

流石にこれは皆知ってると思うが…

イケメン
金持ち
優しい

これだ。

そう
男は甲斐性がなくてはならないのだ…


確かに!!
確かにおかしい!

"何故女だけ食事代を払わないのか…?"

これは男性史上始まって以来、
最大にして永遠の謎の一つであろう


…結論から言おう…


どんな額であろうと男は黙ってお勘定


なのだ…

これも男の悲しき性にて…




君だけじゃない。
私だってそうだ…
彼だってそうだ…


この試練を乗り越えた者だけが甘い蜜壷の味を堪能できるのだ…






これは運命なのだ。

そこに理由はない。

現代の科学を持ってしても解明されない男性史上究極の疑問だ



男は出す

これだけなのだ…





男たちに幸あれ…




と言うわけで特に理由はない

食事代は出そうね。



ただこれだけは言いたい…



出してやる。


出してやるから。



女は必ずやらせろ!!!
嫌なら飯たかるな!




以上である笑



ちょっと本音が垣間見えたところでもう少しためになる?話をする



そう 男が出すのはいいのだ。
さだめだから。

問題は女の方だ



できる諸君は男に課された食事代という税金をしっかり納める良識な納税者が多いと思う


だがお金は無駄にしてはいけない

女がお腹いっぱいになって幸せそうな顔を見れればそれでいい…
なんてやつは俺から言わせれば少し甘い。

尻に敷かれるタイプだ。
俺はそんなのは嫌だ



ちゃんと見て欲しいのだ




"その女はきちんとオマエに感謝してるか?"



ここだ



ここなのだ



これがない女は女の前に人間としてダメだ



奢ってもらって当然
と踏ん反り返る女


貴様らに天誅あれ。


そんな女は許すな諸君!



俺はどんなに可愛かろうがいい奴だろうが(いい奴はそんなことしないか…)

この禁を犯すクソアマはすぐにでも縁を切る。


いただきます ご馳走さま ありがとう

何か難しいことだろうか?

これしきもできない女に価値はないと我は断ずる



ここをしっかり確認するためにも俺は今日も飯を奢り続けるのだ。


なので俺の中では食事代は

"人間か否かの判別費用"

として納める事にしている。


諸君も是非実践して欲しい…。



さて話に戻る

そしてまた語りに入る…笑



俺は変わり者でもある


食事のマナーにもうるさいのだ


といっても女子高生に高級フレンチに連れてってナイフフォークが使えないからマナーが悪い
なんて言うのは流石に無理があるからそこではない



クチャラー


箸の持ち方


自分の食べれる量を把握し、残さないように努めているか



これだ。

ここは俺にとって非常に大事な部分である


食事中にこれらを蔑ろにするものを我は男女問わず好まず。


まあ普通じゃないですかね。
ここは結構気になる人も多いのではないのでしょうか。


その辺も見るために俺はよく女を食事に誘う。




女の内面は外食に行けば見えてくるのだ…




さて、今回の女はどうかな?


…と思ったが、意外にも高評価を連発してるではないか

箸は綺麗に使ってる

咀嚼音を立てずにお上品に食べる

偏食せず分け隔てなくなんでも食べる

笑顔でよく噛み、よく食べる


なかなかの高得点ではないか。


若くて馬鹿そうな見た目の割にはよく教育なされてる。
両親はきっと立派な方であろう。
素直にそこは感心しながら俺も箸を進める


やはりそう言う女とご飯を食べると味もよくなるし食欲も湧くのだ。

色々と小言を並べてしまったが
やはり食事とは誰かと楽しく食べるのが一番有意義なのだ。


そしてお勘定だ。

この女に奢るのは男としても鼻が高い。
俺は気分良く財布を取り出すことが出来た。

さっきまでいいところ一つもないただの女だったこいつが
今ではなかなか可愛く見える1人の女、ミキとなった。


「ごちそうさまでした。」

彼女は何度も例を言う。
あざとい程言う

いいのだそれで。
お礼をされて嫌になる人間などいない。



さて。お腹も膨れた。
すっかりいい気分になった。
大人になったらここにお酒も入ってもっと気分が高揚するのだろうな…と、寒空を見上げた。



最後に小言をもう一つ言わせて欲しい。(何度もごめんなさい)


俺が食事の際、こうして欲しい と言う女像についてだ。


勿論、上記のようにしてくれれば問題はない。

+αで男を立てる良き女について僭越ながら語らせていただく。


女はお勘定の際、
男が払うのは当然!なんてのはもういいから置いといて、

申し訳ないから私も払います。

って方もいるだろう。

それはまあ良い事なのであろう。
女性から誘った場合等などはこうなりやすいであろう


だが男は難しい生き物なのだ。

こんな事にまで気を使わなければいけない女も辛いのだ。(えっ?辛いの?)




大体の女は


"財布を出す(フリも含む)"


これをやると思うのだ。
まあ健気な姿勢を評価する奴もいるだろう…


だが俺のような一部の気難しい見栄っ張りな生き物である男とはこれをよしとしないのだ



そう。何故ならば



店員や他の客がいる前で女が財布を出すところを見られてしまっては


"漢のプライド"


は丸潰れだからである。



漢とはその甲斐性を売りにしているものも多い。
そんな自分が女から財布事情を心配される事は万死に値する屈辱ともなる。

して大体の男は女が出す事がないのは80%知ってるし納得してる。

ならば女は黙って見届けるだけでいいのだ。



後ろで慎ましく。
お礼を口ずさみ
黙って漢の背中を待つのだ。

これだけでいいのだ。

それが男を立てる

という行為に繋がるのだ。



だがこの世には例外というものも存在する

女が奢らなくてはいけない、割り勘にしなくてはならない

などの特殊な状況も稀にある。
この世に絶対はないのだから…


だが安心して欲しい。
その場合の対処法はちゃんとある。


上記のように男を立て、店を出た後に

一言添えてお代を出せばいいのだ。

それだけで男は馬鹿じゃない限り

あ、俺のこと立ててくれたんだ…

と気付く。


そしてあなたを感心する

印象に残る

心に焼きつくのだ。


たったそれだけだが
それだけ をできる女は少ない。

もしこれを見た女性がいたなら早速実践してもらいたい。


きっとあなたのパートナー、もしくはそうなる可能性のある男性と良い食事ができると思う。


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