女ノ敵系男子 黙示録



さて…今日はえーとミキと約束してたな。
電話でもしてみるか





「もしもし?ミキ?」

「らん君♪どったの?」

「今日さ、俺の家って言ってたけどさー、やっぱ街いかね?」

「え?まあいいけど!待ち合わせはー?」

「んーじゃ、駅前16:00で。」

「おっけーい♪ご飯奢ってね♡」

るせバカ!
なんでおめーの顔見ながら飯食わなあかんねや!
といいかけたところで電話を切った。


15:00くらいまで…二度寝すっか…





15:00ピッタリに合わせたアラームで俺は起きる

フラフラ体を揺らしながら風呂場へと行く

女と会う前はできるだけ風呂に入る
これは簡単で一番効果の高い清潔度アップの方法だ
必ず諸君も真似するように。

シャワーで身を清めて眠気を覚ます

よし、やっと目が覚めた

髪をセットして服を着替えて15:30に家を出る

だいたいゆっくり行って20分で着くからベストな時間といえよう。

俺は優雅に缶コーヒーを嗜みながら約束の地、カナンへと向かう



お気に入りの腕時計で時間を見る
15:54

いい時間だ

遅すぎず早すぎず。

早すぎると
え?何こいつ…キモ…がっつきすぎ…

遅すぎると
女待たせるとかサイテー…

そう。女は調整が面倒くさいのだ。


と…顔と身なりの割には律儀なのか
それとも単に早く着きすぎたのか


大体女は遅れてくる生き物だがミキはしっかり待ち合わせ場所でスマホをいじりながら待っていた


「 よっ、ミキ。待った?」

「あ、らん君?」

「そそ。一応初めましてかな。」

「へへー、初めましてだねー!仲良しだけど♪」


さて。
俺の特殊能力をここで披露しよう。
その名は.○ナライザー・アイ!(読み取る眼!!)笑


説明しよう。
この技はヤリティン道 三段を皆伝すると取得できる特殊能力である。

その能力とは対象のランクと大まかなスリーサイズ 等を判別する能力である

俺はついこの前、ビチ雌100体討伐を達成し
ヤリティン道 三段免許皆伝を取得したエリートティンポである。

さてさてこいつのランクは…


ほー。
Bか。



ちなみに俺はB以上しか食わない。



ランクについても説明しようか。

ランクとは、駆逐対処(女)を考察し、適切なレートに換算。その狩猟価値を見出す指数である

現在確認されているランク一覧




Eランク
"もはや性別すらどうでもよくなる魔の者"

このランクを討伐するとある意味伝説になれるランク

魔界に住む者達のランクとなる。


ちなみに対象の討伐報告を友達などにした時の反応がこちら


「えっ…?はっ…?いや…えっ!?」


と言う顔をする
稀に気絶してしまう者もいる。
というか信じてもらえない。


Cランク
"雑魚。その辺のブス。このランクを積極的に狩る奴はb専と言われる"


一般人程度。
正直このランクの顔を見るとイライラするし討伐すると
俺なにやってんだろ…って賢者中に鬱になるので俺は触らない…


このランクを討伐すると友達は

「おまwb専キモw」
「え?あれブスじゃね?」
と言われる





Bランク
"可もなく不可もなく。
Cランクほどではないがそこまでチンピクしない。まあでもやれるっちゃやれる。"

ちなみに今回のミキはこのランクとなった。
ここからはまあやれる範囲。

友達にBランク駆逐したぜ?って言ったら
「ほー。そなんだ。おっぱいデカかった?」

程度には興味は持たれるが明日には忘れられる




ここからは上位種である




Aランク
"素直に射精。
普通に可愛い。やりたい。"


このランクからは一気に質が上がる
当然ヘイト値も高いためなかなかお目にかかれない。
スムーズに狩れるようになるとそれはもうヤリティン道師範代。
上を狙えるレベルとなる。

友は
「えっ?マジ?いいなー」

と、羨ましがられる。




Sランク
"嫁にしたい。
こいつのためになら俺死ねる…かも…"


運命の出会いクラスの討伐難易度。
Sランク討伐後、何故かヤリティン道を引退する者が後を絶たない。
挑むにはそれ相応の覚悟と実力を要する。

ので我々の世界ではSランク討伐の事を
"籍入れた"などと揶揄することもある。

人生で一回でもこのランクを討伐できればそいつは恐らく幸せ者となる。


ちなみにこのランクは俺は見たこともないので割愛。




SSランク


"unknown"


…未知数である…
一説には ○原さとみ ○々木希 ○北真希 ○マ・ワトソンなどがSSランクではないのか?と噂されているが確認できたものは世界に数える程しかいないと言う…

これを討伐、もしくはSランクを討伐する事は我々、ティンパー達の最終目標であり、
最高の名誉である事は間違いないだろう…


おっと、話が長くなってしまった…
話を戻す。



とまあ、今日はBランク。
俺にとっては遊びだ。気構えることもない。

え?昨日の子は何ランクかって?
そりゃー…A…だろうな…
久しぶりに胸と息子が高鳴ったのを今でも覚えてる。
あ?オマケの売女はB。顔はAに近いが中身ゴミだし。



「さっきから何考えてるのー?」

おっと、俺とした事が読者様への説明に夢中になってしまった。

「あんや、この前さー、テスト悪くてさー。」

「あ、そういえばらん君 英明高(俺の通ってる地元屈指の進学校)だったよねー?」

「そうそう。勉強みんなできるからついていけないんだよね。」

…我ながらつまらない会話である…

「そっかあー…でもらん君凄いねー!英明って倍率すごいんでしょー?」

「ん。まあ馬鹿は入れないね。」

「もー。今私のこと馬鹿と思ったでしょー!」

え?違うの?


「そんな事ないよ。たまたま家近かっただけだし泉ヶ丘女学だっけ。いい学校じゃん」

いやほんとに。いつもお世話になってます。

「えー?そうかなー?馬鹿ばっかりだよー?」

知ってる。
お前も馬鹿。


「勉強とかどうでもえんだって。大事なのは中身だって。」

我ながら臭いセリフだ。
ちなみに馬鹿は生きる価値なしと思ってるから本心ではない


「へー…らん君てかわってるね!うち英明に通ってる人ってなんか気取っててうざい奴ばっかりだと思ってたー」

ちょっと悔しいけど大体あってるな。

「まあ…俺は成績もそこそこくらいだし。そういうの大事かな?って思うし。
てかミキ、生で見たらかわいーじゃん。」

十中八九社交辞令である。

「もーwばーか//照れるし//」

いや間に受けてもらっても困る


「そーだね…暇だしニオンモールでも行くか」

「いーね!なんか買ってー♡」


あー…やっぱ来ない方よかったかな…
と思いつつ俺らは地元の溜まり場、ニオンモールへと向かう

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