アジトでティータイム
プロローグ
「エミちゃんおかえり、今日は早かったのね」
「ただいま、珍しく急患いなくてよかった。あ、もしかしてサヨさん前に作りたいって言ってた苺のタルト?」
「ふふ、お味見してないけど綺麗にできたかしら。ユイさんまだ部屋にいるみたいだけど呼んできてもいいかしら。お邪魔するのが申し訳なくて」
「サヨさんのお菓子が食べられないほうが発狂するってきっと、私呼んでくるよ」
コンコンコン…
「どうぞー、お!もうこんな時間か!丁度ダンジョンもキリがいいし離席してそっち行くわ!」
相変わらずのゲーマーは謎の用語を発して手際よく周囲を片づけついてきた。
「それでは」「よし」「うん」
『とりあえず1カ月記念かんぱーい!』
「大家さんのこと誰か誘いました?」
「ごめんなさい、忘れてた!」
「その分多くケーキ食べれるし問題なし」