桃色吐息
「ねえ、早く食べないと冷めちゃうよ。」
蓮にそう呼ばれて、私達もやっとみんなの輪に入ってピザを食べた。
夜中にこういうジャンクなのを食べるのって、すっごく久しぶりだなあって思う。子供のときぶりとかかもな・・・
「なんかダメなものって、どうして美味しいんだろうなあ。」
私達の分って残しておいてくれたミックスピザを、ビトと一緒に食べて思わずほころんでしまった。
「桃ちゃん、夜中は食べないでしょいつも?」
カオリさんにそう聞かれて、ああそうだねって答える。
「小学生のときぶりとかかもなぁ・・・」
大晦日とかお正月は、子供の頃夜中まで食べてたなって懐かしく思い出したりした。
横を見ると、蓮はコーラなんて飲んでたけど、私はそこはウーロン茶でぐっと我慢する。
「あれだろ、ビトにあわせてたんだろ。」
アキラ君に急にそういわれて、ああそうだったかなって思う。
無意識にダイエットみたいなことやってたかもなあ、今思うと。
「そうなの?」
ビトにもそう聞かれて、普通に身体に悪そうだからしてなかっただけって答えてたけど。
「寝る前ストレッチとかしてたもんね。」
カオリさんにそんなことばらされて、なんかちょっと恥ずかしくなった。なんか凄くがんばってるみたいじゃない。
「ああ、あれずっと続けてたの?」
ぶっちゃけついでにビトにまでそんなこと言われてしまった。
「俺はもうちょっと太っててもいいと思うけどなあ・・・痛てえし。」
エイジ君まで何だか意味深なことを言う。
「バカ、何言ってんだよ。酔っ払ってんのかよ。」
蓮が慌ててつっこんでたけど、どういう意味だろうな?
って言うか、いつの間にかビール飲んでるしエイジ君・・・
「もう、そういうことは僕の居ないとこで言ってよ。」
ビトも何だかわかったらしく照れながらそういうので、ああなんかいやらしいことなんだなってことだけはわかった。
カオリさんとアキラ君は、よくわかってなくてぽかんとしてる。
「桃、ちゃんとビトと話せたか?」
私達はなんとなくそばに居ることもできずに、微妙な距離のままだった。
「うん」と私は答える。
「俺もちゃんと話してくるよ、リンダと。」
まっすぐ真剣にエイジ君がそういうから、私もまっすぐと彼の目を見つめて「わかった」と答えた。
蓮にそう呼ばれて、私達もやっとみんなの輪に入ってピザを食べた。
夜中にこういうジャンクなのを食べるのって、すっごく久しぶりだなあって思う。子供のときぶりとかかもな・・・
「なんかダメなものって、どうして美味しいんだろうなあ。」
私達の分って残しておいてくれたミックスピザを、ビトと一緒に食べて思わずほころんでしまった。
「桃ちゃん、夜中は食べないでしょいつも?」
カオリさんにそう聞かれて、ああそうだねって答える。
「小学生のときぶりとかかもなぁ・・・」
大晦日とかお正月は、子供の頃夜中まで食べてたなって懐かしく思い出したりした。
横を見ると、蓮はコーラなんて飲んでたけど、私はそこはウーロン茶でぐっと我慢する。
「あれだろ、ビトにあわせてたんだろ。」
アキラ君に急にそういわれて、ああそうだったかなって思う。
無意識にダイエットみたいなことやってたかもなあ、今思うと。
「そうなの?」
ビトにもそう聞かれて、普通に身体に悪そうだからしてなかっただけって答えてたけど。
「寝る前ストレッチとかしてたもんね。」
カオリさんにそんなことばらされて、なんかちょっと恥ずかしくなった。なんか凄くがんばってるみたいじゃない。
「ああ、あれずっと続けてたの?」
ぶっちゃけついでにビトにまでそんなこと言われてしまった。
「俺はもうちょっと太っててもいいと思うけどなあ・・・痛てえし。」
エイジ君まで何だか意味深なことを言う。
「バカ、何言ってんだよ。酔っ払ってんのかよ。」
蓮が慌ててつっこんでたけど、どういう意味だろうな?
って言うか、いつの間にかビール飲んでるしエイジ君・・・
「もう、そういうことは僕の居ないとこで言ってよ。」
ビトも何だかわかったらしく照れながらそういうので、ああなんかいやらしいことなんだなってことだけはわかった。
カオリさんとアキラ君は、よくわかってなくてぽかんとしてる。
「桃、ちゃんとビトと話せたか?」
私達はなんとなくそばに居ることもできずに、微妙な距離のままだった。
「うん」と私は答える。
「俺もちゃんと話してくるよ、リンダと。」
まっすぐ真剣にエイジ君がそういうから、私もまっすぐと彼の目を見つめて「わかった」と答えた。