桃色吐息
「そういえば、この前の野音でさ、会っちゃったんだよ。ヒロキと・・・」
カオリさんは急に、嫌そうな顔をしてそんな風に話し出した。
それって誰だろうって思って聞いたら、カオリさんの元彼だと言う。
「もうサイテーだよ、蓮にも余計なこと言ったっぽいし、あんなのもう絶対会いたくないのに。
音楽の趣味が一緒だと、いろんなとこで今後も会いそうで嫌だなあ・・・」
カオリさんって、蓮が初めてじゃなかったんだな。元彼居たんだ・・・
「蓮も知ってる人なんですか?」
「知ってるよ、って言うかレンと付き合う前に、散々みんなに相談したりしてたから、友達は大体みんな知ってる。」
それは、蓮もカオリさんも、複雑なんだろうなあ。
「カオリ、本気でショタだったんだなって鼻で笑われてたもんねヒロキに。あの時。」
ナホさんがそうちゃかすと、言わないでよってちょっと怒っている。
「蓮はそんなんじゃないからさ、年とか関係ないし。
きっとね、蓮のこと嫌いになる人、この世にいないと思うよ。」
だから私でいいのかなあなんて、カオリさんはちょっと寂しげに話していた。
「蓮は、カオリさんがいいんですよ。それだけは間違いないですから。」
私は力強くそういって、今度は私が彼女をハグしてあげると、ありがとうといってまた撫でてくれた。
ナホさんとカオリさんは、頼んでいたカクテルを空けると、次のお酒を頼んでいた。
なんだろうな、この二人と一緒にいると、ほんとに話が尽きないなあ・・・
昨日からずっと一緒にいるのに。
携帯のメール着信が鳴って、何気に時間を見ると、もう夕方になっていて、そろそろエイジ君のバイトも終わる頃だなと思った。
今朝も一緒にいたのに、またすぐ会いたくなるな・・・
すぐ近くにいるんだもの、余計そう思っちゃう。
メールはエイジ君からで・・・
「”今アキラが来てる!”ってエイジ君からメールが来たんですけど・・・」
カオリさんたちに教えてあげると、「えええ!!!」って酷くびっくりしてカオリさんが立ち上がった。
「ちょっとナホ、モモちゃん、行って良い?」
カオリさんは、頼んだばかりのレッドアイを一気に飲み干して、私達を急にせかした。
やっぱファンなんだなあ・・・
「えー私まだ頼んだばっかなのにー、しょうがないなあ。」
ナホさんも、頼んだスプモーニを一気に飲んで、カオリさんに付き合ってあげるようだった。
「モモちゃん、場所わかるよね?教えて~ ヤバイ、動悸が酷い…」
私は”これからそっちに行くね”ってエイジ君にメールを返すと、二人と一緒にエイジ君の働く店に向かうことにした。
カオリさんは急に、嫌そうな顔をしてそんな風に話し出した。
それって誰だろうって思って聞いたら、カオリさんの元彼だと言う。
「もうサイテーだよ、蓮にも余計なこと言ったっぽいし、あんなのもう絶対会いたくないのに。
音楽の趣味が一緒だと、いろんなとこで今後も会いそうで嫌だなあ・・・」
カオリさんって、蓮が初めてじゃなかったんだな。元彼居たんだ・・・
「蓮も知ってる人なんですか?」
「知ってるよ、って言うかレンと付き合う前に、散々みんなに相談したりしてたから、友達は大体みんな知ってる。」
それは、蓮もカオリさんも、複雑なんだろうなあ。
「カオリ、本気でショタだったんだなって鼻で笑われてたもんねヒロキに。あの時。」
ナホさんがそうちゃかすと、言わないでよってちょっと怒っている。
「蓮はそんなんじゃないからさ、年とか関係ないし。
きっとね、蓮のこと嫌いになる人、この世にいないと思うよ。」
だから私でいいのかなあなんて、カオリさんはちょっと寂しげに話していた。
「蓮は、カオリさんがいいんですよ。それだけは間違いないですから。」
私は力強くそういって、今度は私が彼女をハグしてあげると、ありがとうといってまた撫でてくれた。
ナホさんとカオリさんは、頼んでいたカクテルを空けると、次のお酒を頼んでいた。
なんだろうな、この二人と一緒にいると、ほんとに話が尽きないなあ・・・
昨日からずっと一緒にいるのに。
携帯のメール着信が鳴って、何気に時間を見ると、もう夕方になっていて、そろそろエイジ君のバイトも終わる頃だなと思った。
今朝も一緒にいたのに、またすぐ会いたくなるな・・・
すぐ近くにいるんだもの、余計そう思っちゃう。
メールはエイジ君からで・・・
「”今アキラが来てる!”ってエイジ君からメールが来たんですけど・・・」
カオリさんたちに教えてあげると、「えええ!!!」って酷くびっくりしてカオリさんが立ち上がった。
「ちょっとナホ、モモちゃん、行って良い?」
カオリさんは、頼んだばかりのレッドアイを一気に飲み干して、私達を急にせかした。
やっぱファンなんだなあ・・・
「えー私まだ頼んだばっかなのにー、しょうがないなあ。」
ナホさんも、頼んだスプモーニを一気に飲んで、カオリさんに付き合ってあげるようだった。
「モモちゃん、場所わかるよね?教えて~ ヤバイ、動悸が酷い…」
私は”これからそっちに行くね”ってエイジ君にメールを返すと、二人と一緒にエイジ君の働く店に向かうことにした。