【短】キスしてハニー






「「やっほーーっ!!」」




あれから数日後の連休。




彩菜の家族と山に旅行にきた。




そしてさっき叫んだのはテンションが高いお父さんたち。




母さんたちはというと…




「旅行なんて久しぶりね!!」




「こんな綺麗なところにこれるなんてね!」




と、こちらもテンションが高いようで。




っていうかこの旅行って…




父さんたちが企画したんだよな、きっと。




「疾風くん、大丈夫?少し疲れた?」




両親にくらべテンションの低い俺に、彩菜が気遣ってくれた。




本当に可愛い。




「大丈夫だよ、有難う。」




そう言ってポンッと彩菜の頭に手をのせた。




それだけで赤く染まる頬。




本当に可愛いくてヤバイんだって!!




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