【短】キスしてハニー
母さんたちは一瞬目を丸く見開いたがすぐさま、
「きゃーっ!疾風くんかっこいい!!」
「王子様とお姫様みたい!」
と、さわぎだした。
そう、俺がとった行動とは…
お姫様だっこ。
席を立って彩菜を抱き寄せた。
彩菜はというと…
「は、疾風くん…っ、恥ずかしい…よ…」
と、顔を真っ赤にさせてる。
可愛い。
ヤバイくらい可愛い。
けど…こんなに顔を真っ赤にしちゃってさぁ、キス…なんてまだダメだよな…
もうちょっと…
我慢…かな?
俺がそんなことを考えてる間、母さんたちは写真を撮り続けていた。