好きになっちゃいけません!
「...で、なんですか?」
できれば早く帰りたいんだけど。
「ごめんね?突然...
私のこと、知ってたりする?」
「まぁ、そりゃ。学年でも有名だし。」
そうだ、彼女は、相澤桃華さん。
入学生代表の挨拶してて、
超美人で、その上勉強できて、
中学ではバド部で賞いっぱい貰ってて、
先生からも、入学3日目にして信頼を得ている
そんな人が俺になんの用だ?
しかも、同じクラスでもないのに。
「えっと...
はじめまして。
私は一年五組の相澤桃華です。
突然で申し訳ないのですが...
私とキスしてくれませんか?」
「あ、はい......はい!?」
「?いえ、ですから、私とキスを...」
「はあ!?...いやいや、待て待て。」
「あ、すみません。
単刀直入に言いすぎました。
順にお話いたします。」
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