鍵と世界

予測不能な出来事

僕はゆっくりと体を起こした。
すんなりと起きれた事に少し驚きながら。

昨日までの事で心身共に疲れていたので、今日はまともに起きられないと思っていたからだ。


「そうだ。今日は学校が休みだから、ハクアに家に来てもらえないかな?」


僕はそう言いながら、通信機の前に立った。


…04131020…


通信機にハクアの映像が浮かび上がった。


「…やあ、アル。どうしたんだい?」

寝起きなのか、ハクアは眠そうな顔で出てきた。

「おはようハクア。
昨日の事でもう少し聞きたい事があるんだけど、ウチに来てもらえるかな?」

ハクアは少し考えてからうなずいた。


「うん…分かった。僕も話があるし…。
今起きたばかりだから、もう少ししたら行くんで、少し待ってて。」


「ああ、分かった。
待ってるよ。」

僕は軽く手を挙げて、通信機を切った。


…とりあえずハクアが来る午後までのんびりとするか…。


僕はもう少し寝ようと思い、寝室に向かった。


部屋の前に立ち、僕は少し違和感を感じた…何がどうとかではないけれど、何かすごい嫌な予感がする。

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