鍵と世界
第五章‐ミエナイヒカリ…深まる謎
早速ハクアは話を切り出してきた。
「話といっても前に話した事が全てだよ。
君にとって残酷な選択肢…これ以上説明する事は無い。
それとも、何か聞きたい事が有るの?」
僕はうなずいた。
「ああ。二つの世界を共に救う手段は本当に無いのか?
二つの世界を救えないなら、せめてミストシンクの人達をそっちの世界、グロウリンクに移す事は出来ないのか?」
「無いよ。両方を救う都合の良い方法なんて…。移す事も無理。
こっちの世界には俺だから来れたんだ。」
ハクアは続けた。
「アル…僕だってこの世界を救いたい、本来は救わなければいけない。だけど、だからといって僕達の世界を見捨てたくないんだ…。」
ハクアはうつむき震えながら言葉を紡いだ。
そんなハクアの様子を見て僕も悟った。
都合の良い救いは無いという事を…。(98%程だが)
しかし引っ掛かる事があった。
「ハクア、自分の世界を救いたいなら俺を殺せば救えるんじゃないのか?キーブレイカーの俺が居なければ二つの世界が融合する事は無いんだから。
何でその手段を取らない?」
ハクアは苦笑しながら答えた。
「話といっても前に話した事が全てだよ。
君にとって残酷な選択肢…これ以上説明する事は無い。
それとも、何か聞きたい事が有るの?」
僕はうなずいた。
「ああ。二つの世界を共に救う手段は本当に無いのか?
二つの世界を救えないなら、せめてミストシンクの人達をそっちの世界、グロウリンクに移す事は出来ないのか?」
「無いよ。両方を救う都合の良い方法なんて…。移す事も無理。
こっちの世界には俺だから来れたんだ。」
ハクアは続けた。
「アル…僕だってこの世界を救いたい、本来は救わなければいけない。だけど、だからといって僕達の世界を見捨てたくないんだ…。」
ハクアはうつむき震えながら言葉を紡いだ。
そんなハクアの様子を見て僕も悟った。
都合の良い救いは無いという事を…。(98%程だが)
しかし引っ掛かる事があった。
「ハクア、自分の世界を救いたいなら俺を殺せば救えるんじゃないのか?キーブレイカーの俺が居なければ二つの世界が融合する事は無いんだから。
何でその手段を取らない?」
ハクアは苦笑しながら答えた。