鍵と世界
「あなた、ただいま~♪♪
あれ?ハイミーにダンじゃない。久し振り~。五年振りかな?
二人とも相変わらず仲が良いみたいだね~♪♪」

ミルカの言葉にハイミーは上機嫌だった。


「まあね。あなたたちほどじゃないけどね。」


ミルカ達が話してる横でダンが不思議そうな顔をしていた。

「あれ?子供の姿が見えないけど?」


ダンの疑問には僕が答えた。

「ウチの子は人見知りが激しいからな~。
ほら、出てきなさーい。」

僕がそう言うと、ミルカの後ろに光と共に子供が現れ、ミルカの足にしがみついた。


「おーい、こっちに来いよハクア♪」

僕が呼ぶと、ハクアは笑顔で寄って来た。

「パパー♪♪」


僕はハクアを抱き上げた。

「全く甘えん坊だな~、ハクアは。」

するとミルカが僕に聞いてきた。

「あなた、お昼はどうするの?皆一緒に屋上で食べる?」

「うん、そうしようか。ダン、ハイミー。先に屋上に行っててくれないか?
料理を作ったら俺達も上に行くから。」


ダンは手を振って答えた。

「了解。早く作ってなー。」
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