白の世界 (幼少期編)
うーん。と唸りだすリュージ
「私のことはシーちゃんって呼んでね!あ、でも、ママも素敵よね!?私1度娘にママって言われたかったのよ!」
きゃーと顔を赤らめる自称シーちゃん
「ココロ」
?
「ココロにしようか!」
リュージが私を見てそう言うが、何のことだかさっぱり分からない
「だーかーら!名前だよ!
白って書いて、ココロだ!」
ドクッ
?
心がもぞもぞする
気持ち悪い
こんな気持ち知らない
「あらあら、ココちゃん泣かないでッ」
泣く?私は泣いてなんかない
視界が悪くなる中、伸びてくるリュージの長い腕