白の世界 (幼少期編)





椅子に座らされる






逃げ場は無い








「(ああ、死ぬ)」







次は溺死かな?






そんなことを考えていると、ふと視界に入るピンクの影









それは私の頭に被せられた








「懐かしいな、シャンプーハット」








なんとも言えないものを被らされた私がお風呂場の鏡に映る









「ださい」







ブハッ







おい、こらリュージ。吹いてんじゃねぇよ







笑いすぎだ






「あー、すまねぇなぁー。」










謝るならその笑いをやめて欲しい









シャー







リュージが私の頭に水をかける







それに身震いしたが、いつまでも顔に水が到達することは無かった













「みたか、シャンプーハットの威力を」







威張るなバカ



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