白の世界 (幼少期編)
でも、
「おなか、いっぱいだから
ごめんなさい」
「そ、じゃあもーいーじゃん」
リュージは私のご飯も味噌汁もおかずの鮭も全部ぺろりと食べ尽くした
シーちゃんには悪いことをした。
でも、こんなに沢山たべたことがないから胃が受け付けてくれなかった。
俯いていると誰かの手が頭に乗った
「シーちゃん」
「ごめんねぇ、初めての娘につい嬉しくってたくさん作りすぎちゃったわ」
ズキン
「ごめん…ね。」
「ココちゃん、謝らないで。
少しずつでいいから、ね?」
そのことばに私は素直に頷いた