白の世界 (幼少期編)
リュージには一人でできるとはいったものの、ワンピースは私にはまだ難しかった
リュージに手を借りるのは癪なので、シーちゃんに手伝ってもらい着ることが出来た
なぜか、サイズはぴったり
白い靴下を履き、シーちゃんに腰よりゆうに長い黒髪を結ってもらった
「ココちゃん髪の毛伸ばしっぱなしだから、こんどシーちゃんと美容院いこうか!」
美容院、
私は首を傾げる
「ふふ、ココちゃんがもーっと可愛くなれるとこよ」
シーちゃんが楽しみならば私も楽しみだ
「九時かー、そろそろ行くぞー」
リュージの一言で私は再び床とさよならした