白の世界 (幼少期編)





元は何かしらの施設だったのか、三階建てのその建物は壊れた自動ドアをキヨハルがこじ開けることで中に入ることが出来た






「チッ、この前来た時より汚くなってやがる」





「仕方が無いですよ、若。マナミは掃除なんてするような奴じゃないでしょう」





どうやら、マナミという人はこの建物にいるらしい





ずいずいと進んでいくこの二人にはマナミとやらがどこにいるのか既にわかっているらしい




「あいつ、家に帰ってんのか?」






「たぶん、2週間くらいはここに泊まり込みですかね」






「また怪しい研究でもしてんの?」






「いや、だいぶほかの組織も荒れてたらしいですから、

あいつもてんやわんやだったらしいですよ」
















私にはさっぱり意味のわからない話にこれ以上耳を傾けても仕方ないと感じた





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