白の世界 (幼少期編)





そんな視線も見飽きた頃







何時間歩いただろうか、ついに足に限界が訪れた




私は道の隅に腰掛ける






寒さでとうに足の感覚はない






靴を履いているだけまだマシだった






(わたしは、このまま死ぬのだろうか)





同じ年代の子供がどう考えるのかは知らない





だけど、自分自身、考えが冷めていることは知っている。






そして、この現状がただの迷子では無いことも理解している










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