君の背中に見えた輝く翼に、私は恋に落ちました
暴かれるわたしの秘密と決意
なんだか今日は妙に廊下が
騒がしい。
なにかあったのかな?
そう思っていると…
教室に璃子が飛び込んできた。
「流羽っ!!」
「おはよー、璃子。
どしたの?そんな慌てて…」
まだ時間はある、と言いかけたとき
璃子はわたしの顔を覗きこんで
「流羽、ごめん!
急ぎで携帯貸してくれない?
慌てて出たから忘れちゃって」
すごく焦っていて顔色も良くない…
こんな璃子、珍しい…
いつも冷静で淡々としてるのに。
わたしは、璃子に押し切られる
ように、携帯を渡した。
「いいよ!はいっ!」
わたしが携帯を渡すと
すごい勢いで操作している。
そして、フッと息をついた。
「ありがとね、流羽!助かった!」
そう言ってわたしに携帯を返す、
璃子の顔色はまだ悪い。
本当にどうしたんだろう?
「璃子…大丈夫?
顔色すごく悪い…
なにかあったの?」
「ううん!なんにも!
ダッシュで来たから
さすがのあたしもヤバイわ!」
一瞬…そう、ほんの一瞬だけ
璃子の瞳が揺れた気がした…
でも璃子は嘘は絶対つかないから、
きっとその通りなんだろう。
だから、わたしは小さな違和感を
感じたものの、
問うことはしなかった。
璃子にだって、言いたくないことも
きっとあるのかもしれない。
それは、とても寂しいことだけど
なんでも知りたいっていうのは
わたしのワガママだよね…
「さすがに寝坊は卒業したら?」
わたしは笑って
いつもの調子で、璃子に話しかけた。
「そだねー!毎回ダッシュは
疲れるわ。あー!疲れた!」
聖奈ちゃんの席に座って
足を投げ出している。
「じゃあ、そんな璃子に
ふさわしいプレゼントあげる!
今日部活帰りにホーム寄れる?」
「本当!?やったね!楽しみー!」
そんな喜ばれると
なんか心苦しいのですが…
だって目覚まし時計だもん。
しかもホームのお下がり…
「ついでにホームで
ご飯食べてかない?
みんなも喜ぶと思うよ!」
「うん!絶対行く!」
「じゃあ愛子さんにメールしておくね!」
わたしが携帯を操作していると…
「さっき日向から聞いたんだけど
今日部活休みだって!
言うの忘れてた」
椅子にもたれたまま話す璃子。
そっか…今日はお休みか。
残念だな、
復帰楽しみにしてたのに…
「そうなんだ…
じゃあ今日は聖奈ちゃんも
誘って、3人で、天使の森行く?」
「あ!それいい!そうしよう!」
わたし達は顔を見合わせて笑った。
騒がしい。
なにかあったのかな?
そう思っていると…
教室に璃子が飛び込んできた。
「流羽っ!!」
「おはよー、璃子。
どしたの?そんな慌てて…」
まだ時間はある、と言いかけたとき
璃子はわたしの顔を覗きこんで
「流羽、ごめん!
急ぎで携帯貸してくれない?
慌てて出たから忘れちゃって」
すごく焦っていて顔色も良くない…
こんな璃子、珍しい…
いつも冷静で淡々としてるのに。
わたしは、璃子に押し切られる
ように、携帯を渡した。
「いいよ!はいっ!」
わたしが携帯を渡すと
すごい勢いで操作している。
そして、フッと息をついた。
「ありがとね、流羽!助かった!」
そう言ってわたしに携帯を返す、
璃子の顔色はまだ悪い。
本当にどうしたんだろう?
「璃子…大丈夫?
顔色すごく悪い…
なにかあったの?」
「ううん!なんにも!
ダッシュで来たから
さすがのあたしもヤバイわ!」
一瞬…そう、ほんの一瞬だけ
璃子の瞳が揺れた気がした…
でも璃子は嘘は絶対つかないから、
きっとその通りなんだろう。
だから、わたしは小さな違和感を
感じたものの、
問うことはしなかった。
璃子にだって、言いたくないことも
きっとあるのかもしれない。
それは、とても寂しいことだけど
なんでも知りたいっていうのは
わたしのワガママだよね…
「さすがに寝坊は卒業したら?」
わたしは笑って
いつもの調子で、璃子に話しかけた。
「そだねー!毎回ダッシュは
疲れるわ。あー!疲れた!」
聖奈ちゃんの席に座って
足を投げ出している。
「じゃあ、そんな璃子に
ふさわしいプレゼントあげる!
今日部活帰りにホーム寄れる?」
「本当!?やったね!楽しみー!」
そんな喜ばれると
なんか心苦しいのですが…
だって目覚まし時計だもん。
しかもホームのお下がり…
「ついでにホームで
ご飯食べてかない?
みんなも喜ぶと思うよ!」
「うん!絶対行く!」
「じゃあ愛子さんにメールしておくね!」
わたしが携帯を操作していると…
「さっき日向から聞いたんだけど
今日部活休みだって!
言うの忘れてた」
椅子にもたれたまま話す璃子。
そっか…今日はお休みか。
残念だな、
復帰楽しみにしてたのに…
「そうなんだ…
じゃあ今日は聖奈ちゃんも
誘って、3人で、天使の森行く?」
「あ!それいい!そうしよう!」
わたし達は顔を見合わせて笑った。